「豆」はフランス語で?様々な豆の呼び方を紹介

えんどう豆

「豆」全般はフランス語でlégumes secs(レギューム セック)と言います。

豆には様々な種類がありますよね。それぞれのフランス語での呼び方や、豆に関するフランス語の単語や表現についても見ていきましょう。

「豆」はフランス語でlégumes secs(レギューム セック)

légumes secs(レギューム セック)はフランス語で「豆類全般」を指します。

légume(レギューム)は「野菜」、sec(セック)は「乾燥した」という意味ですが、これらの単語を組み合わせてフランス語では「豆」をこのように表現します。

集合的に「豆類全般」を表すため、普通はles légumes secs(レ レギューム セック)のように定冠詞les(レ)を用いて複数形で使います。

また、légumineuses(レギュミヌーズ)は「マメ科の植物全般」を指す単語です。

様々な豆のフランス語での呼び方

様々な豆それでは、様々な豆のフランス語での呼び方について見ていきましょう。以下に一覧表を作ったので、参考にしてみてください。

豆の種類 フランス語 読み方
大豆 soja ソジャ
あずき(小豆) azuki
haricot rouge
アズキ
アリコ ルージュ
そら豆 fève フェーヴ
えんどう豆 pois ポワ
グリーンピース petits pois
pois verts
プチ ポワ
ポワ ヴェール
レンズ豆 lentille ロンティーユ
ひよこ豆 pois chiche ポワ シッシュ
インゲン豆 haricot アリコ
落花生
ピーナッツ
cacahouète
arachide
キャキャウエット
アラシッド
コーヒー豆 grains de café グラン ドゥ カフェ

大豆

「大豆」はフランス語で、

soja(ソジャ)

と言います。soyaというスペルで表記されることもあります。

英語では「しょうゆ」をsoy sauceと言いますが、フランス語でも同じ発想で、sauce de soja(ソース ドゥ ソジャ)と言います。

また、「もやし」はフランス語で、germes de soja(ジェルム ドゥ ソジャ)またはpousses de soja(プッス ドゥ ソジャ)と言います。germe(ジェルム)もpousse(プッス)も「芽」を意味します。

「豆腐」はフランス語で、fromage de soja(フロマージュ ドゥ ソジャ)と言います。「大豆のチーズ」と表現するのは、チーズが有名なフランスらしい表現と言えるのではないでしょうか?

ちなみに、「豆腐」は日本語がそのままtofu(トフー)とフランス語にもなっています。

あずき(小豆)

「あずき(小豆)」はフランス語で、

azuki(アズキ)
haricot rouge(アリコ ルージュ)

と言います。日本語がそのままフランス語になっていますね。発音は同じですが、adzuki(アズキ)という表記も見かけます。

haricot(アリコ)は後ほど紹介しますが、「インゲン豆」のことです。

そら豆

「そら豆」はフランス語で、

fève(フェーヴ)

と言います。

ただし、カナダのフランス語(québécois)では「インゲン豆」のことも指します。混乱してしまいそうですよね。

えんどう豆・グリーンピース

「えんどう豆」はフランス語で、

pois(ポワ)

と言います。poisは豆が1粒でも、2粒以上でもスペルが変化しません。小さくて丸い粒のような豆はすべてpois(ポワ)で表現できます。

また、冷凍食品として料理に重宝される「グリーンピース」はフランス語で、

petits pois(プチ ポワ)
pois verts(ポワ ヴェール)

と言います。

レンズ豆

日本料理というよりも、フランスの煮込み料理やインドカレーなどで見かけることの多いレンズ豆。

「レンズ豆」はフランス語で、

lentille(ロンティーユ)

と言います。

ちなみに、lentilleは普通の「レンズ」も意味します。

ひよこ豆

「ひよこ豆」はフランス語で、

pois chiche(ポワ シッシュ)

と言います。

決まった言い回しで、chiche(シッシュ)の単語だけで使うことはありません。

インゲン豆

「インゲン豆」はフランス語で、

haricot(アリコ)

と言います。

粒状ではなく、長細いままの「さやいんげん」はharicot vert(アリコ ヴェール)と表現します。

落花生・ピーナッツ

ピーナッツはナッツの仲間ではなく、豆であることは知っていましたか?

「落花生」「ピーナッツ」はフランス語で、

cacahouète(キャキャウエット)
arachide(アラシッド)

と言います。cacahuèteやcacahouetteと表記されることもあります。

パンに塗る「ピーナッツバター」はフランス語でbeurre de cacahouètes(ブール ドゥ キャキャウエット)となりますね。

コーヒー豆

「コーヒー豆」はフランス語で、

grains de café(グラン ドゥ カフェ)

と表現します。

コーヒー豆はその名前で誤解を生みがちですが、「豆」ではなくコーヒーノキという植物の「種子」です。なので、「種子」を意味するgrain(グラン)という単語を使うんですね。

間違って、poisやharicotを使って表現しないように気をつけましょう。

poisとharicotは覚えておこう

一般的に小さくて粒のような豆をpois(ポワ)で、英語ではbeansにあたるもう少し大きな豆をharicot(アリコ)で表現します。豆の種類によって呼び方は様々ですが、最低この2つを覚えておけば表現に困ることは少ないでしょう。

日本の話題になると出てくるsoja(ソジャ)も覚えておきたいですね!