「チーズ」はフランス語で、fromage(フロマージュ)と言います。
チーズと言えばフランスと言えるほど、フランスはチーズが有名な国ですよね。チーズに関するフランス語についても同時に見ていきましょう!
もくじ
「チーズ」はフランス語でfromage(フロマージュ)
fromage(フロマージュ)はフランス語でチーズのことを指します。
男性名詞なので、un fromage(アン フロマージュ)またはle fromage(ル フロマージュ)となり、複数形はfromages(フロマージュ)となりますね。
「チーズ専門店」はフランス語で?
日本でも珍しくないチーズ屋さん。大型スーパーではなく、チーズを専門に扱うお店へ向かうのがフランスで美味しいチーズを手に入れるための常識です。
「チーズ専門店」はフランス語で、
fromagerie(フロマジュリー)
と言います。またこのようなお店で働く「チーズ職人」は、
男性なら fromager(フロマジェ)
女性なら fromagère(フロマジェール)
と言います。
「チーズケーキ」はフランス語でどう表現する?
では、チーズケーキはフランス語で何と言うかご存知でしょうか。
専用の単語があるわけではなく、「チーズ」の「ケーキ」という日本の発想と同じように、
gâteau au fromage(ガトーフロマージュ)
と言います。gâteau(ガトー)はケーキという意味ですね。auはオという発音ですが、gâteauのeau(オ)と結びついて伸びた一音のように聞こえるはずです。
もっと詳しく、ベイクドチーズケーキなのか、レアチーズケーキなのか、を表現したいときは次のような表現を使いましょう。
ベイクドチーズケーキは、ベイクド(=焼いた)のニュアンスを伝えられればOKなので、
gâteau au fromage cuit(ガトー フロマージュ キュイ)
レアチーズケーキは、
gâteau au fromage cru(ガトー フロマージュ クリュ)
と言います。cru(クリュ)は「生の」という意味の形容詞になります。
さまざまなチーズの呼び方
それでは最後に、さまざまなチーズのフランス語での呼び方を見ていきましょう。
山羊(ヤギ)のチーズ
フランスのチーズといえば、山羊のチーズが有名ですよね。非常に独特な臭いのするチーズで癖があります。
「山羊のチーズ」はフランス語で、
fromage de chèvre(フロマージュ ドゥ シェーヴル)
と言います。カタカナ表記でも、そのまま「シェーブルチーズ」という記述がされていることもあります。chèvre(シェーヴル)は「山羊」のことです。
羊のチーズ
一方で、羊乳を使ったチーズもあります。バスク地方で作られるOssau-Iraty(オッソー イラティ)などが有名です。
「羊のチーズ」はフランス語で、
fromage de brebis(フロマージュ ドゥ ブルビ)
と言います。brebis(ブルビ)は「雌(メス)の羊」を表します。
クリームチーズ
フランスを代表するクリームチーズKiri(キリ)は日本でもとても親しみのあるチーズですよね。
「クリームチーズ」はフランス語で、
fromage à tartiner(フロマージュ ア タルティネ)
fromage frais à tartiner(フロマージュ フレ ア タルティネ)
と表現します。
「クリーム」に相当する単語は使いません。tartiner(タルティネ)は「(バターなどペースト状のものを)塗る」という意味で、直訳すると「塗るためのチーズ」になります。
ハードチーズ
フランスのハードチーズといえばコンテ(Comté)ですよね。
「ハードチーズ」はフランス語で、
fromage à pâte pressée cuite(フロマージュ ア パット プレッセ キュイット)
fromage à pâte dure(フロマージュ ア パット デュール)
と言います。
pressée(プレッセ)は「凝縮した」、cuite(キュイット)は「焼かれた」という意味です。また、dure(デュール)は「硬い」と言う意味の形容詞です。
青カビチーズ
ブルーチーズの王様と呼ばれるroquefort(ロックフォール)もフランス産です。
「青カビチーズ(ブルーチーズ)」はフランス語で、
fromage à pâte persillée(フロマージュ ア パット ペルスィエ)
fromage bleu(フロマージュ ブル)
と言います。persillée(ペルスィエ)というのは元々「パセリの入った」という意味ですが、ブルーチーズの青カビを表現する際にこれをパセリのように見立てるため、この表現を使います。
白カビチーズ
フランスは有名な白カビチーズも豊富です。カマンベール(camembert)やブリー(Brie)、ヌシャテル(Neufchâtel)などがありますね。
「白カビチーズ」はフランス語で、
fromage à pâte molle à croûte fleurie(フロマージュ ア パット モル ア クルット フルリ)
と言います。とても長いですね。
pâte molle(パット モル)は「柔らかいチーズの質」という意味で、croûte fleurie(クルット フルリ)は「花で飾られたような外皮」という意味です。白カビチーズの見た目を表していますね。
fromageの意味は「チーズ」、覚えましたか?
fromage(フロマージュ)の意味は「チーズ」です。もう覚えたでしょうか?
チーズの国フランスなので、特にチーズに関してはニュアンスをきちんと伝えてコミュニケーションしたいですね!