「秋」はフランス語でautomne(オトンヌ)?季節に関する単語の読み方と意味

秋の森

「秋」はフランス語でautomne(オトンヌ)と言います。

秋に関する文学的な表現も一緒に見ていきましょう!

「秋」はフランス語でautomne(オトンヌ)

automne(オトンヌ)はフランス語で「秋」を意味する男性名詞です。

基本的に定冠詞をつけて、l’automne(ロトンヌ)と文中で使われることが多いでしょう。

「ある秋」と言いたい場合はun automne(アノトンヌ)と不定冠詞un(アン)を伴い、「この秋」「今年の秋」と言いたい場合はcet automne(セットトンヌ)となります。

また、「秋に」と時期を表現したいなら、en automne(オノトンヌ)と言うことができます。

ちなみに、少し難しい語彙としてarrière-saison(アリエールセゾン)という単語があり、「晩秋」を意味します。arrière(アリエール)は「後ろの部分」という意味です。晩秋は4つある季節(saison)の後ろの方(arrière)ですよね。

秋に関するさまざまなフランス語の表現

秋の川と紅葉それでは、秋にまつわるフランス語の単語や表現をいくつか見ていきましょう。

紅葉

秋といえば紅葉ですね。「紅葉」はフランス語で、

feuilles d’automne(フイユ ドトンヌ)
feuilles rouges(フイユ ルージュ)
feuilles jaunes(フイユ ジョーヌ)

と言うことができます。rouges(ルージュ)は「赤い」、jaunes(ジョーヌ)は「黄色い」の意味で、葉の色を指しています。

葉が色づくことを表現したい場合は、「黄色くなる」を意味する動詞jaunir(ジョニール)や「赤くなる」を意味する動詞rougir(ルジール)を使って表現しましょう。

Les feuilles jaunissent.(レ フイユ ジョニッス)

で、「葉が(黄色く)色づいている」という意味ですね。

ちなみに、秋の紅葉でイメージする植物といえば「楓(かえで)」ですが、「楓」はフランス語でérable(エラーブル)と言います。

◯◯の秋

日本語には「食欲の秋」「芸術の秋」「読書の秋」「スポーツの秋」といった表現がありますが、フランス語でこれに相当する言葉はありません。

「◯◯の秋」というニュアンスを表現したい場合は、automne de(オトンヌ ドゥ)に続けて◯◯にあたる部分を付け加えましょう。

例えば、「芸術の秋」であればautomne d’art(オトンヌ ダール)と言えますね。

秋は何をするにもいい季節であるという日本の考え方はフランス語には無いので、上記の表現をする場合は文化についての補足や説明が必要になるかもしれませんね。

美しい秋

「美しい秋」はフランス語で、

bel automne(ベロトンヌ)

と言います。

「美しい」を意味する形容詞beau(ボー)は母音で始まる単数の男性名詞につく場合、bel(ベル)とスペルが変化します。

秋に関する文学的な表現

秋の紅葉最後に、automneを使った少し文学的な表現を紹介します。

l’automne de la vie(ロトンヌ ドゥ ラ ヴィ)

は、直訳すると「人生の秋」となりますが、これは「老いの始まり」を意味するフランス語です。人生を四季に例え、その後半である秋に差し掛かっていることを比喩的に表していますね。

automne(オトンヌ)は「秋」という意味

automne(オトンヌ)はフランス語で「秋」、もう覚えましたか?「オトムンヌ」とは発音しないので注意してくださいね!

その他の季節に関するフランス語の単語や表現は以下の記事でまとめています。秋以外の季節に関するフランス語も気になる方は見てみてくださいね。

セゾン(saison)の意味はフランス語で「季節」?フランス語の春夏秋冬