「虹」はフランス語でarc-en-ciel(アルコンスィエル)と言います。
また、「虹色」も同じくフランス語でarc-en-ciel(アルコンスィエル)を使って表現します。
日本のバンドL’Arc~en~Ciel(ラルクアンシエル)の名前の由来ともなったこの単語、聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか?「虹」と「虹色」に関するフランス語の単語や表現について紹介していきます。
「虹」はフランス語でarc-en-ciel(アルコンスィエル)
arc-en-ciel(アルコンスィエル)はフランス語で「虹」という意味の男性名詞です。
L’Arc~en~Cielというバンドが有名なため「ラルクアンシエル」というカタカナ表記が日本では一般的ですが、より原音に近い発音は「ラルコンスィエル」となります。「アルカンシエル」という店名なども見かけることがありますね。
l’arc-en-ciel(ラルコンスィエル)は、名詞arc-en-cielに定冠詞le(ル)がついた形です。arc-en-cielが英語のrainbowなら、l’arc-en-cielは英語のthe rainbowにあたります。つまり、どちらも日本語訳は同じですね。
arc(アルク)は「アーチ」、ciel(スィエル)は「空」をそれぞれ意味します。arc-en-cielの原義は「空に架かるアーチ」ということですね。
「虹色」はフランス語で?
では、虹色を表現したい場合はどのように言えばよいのでしょうか?
les couleurs de l’arc-en-ciel(レ クルール ドゥ ラルコンスィエル)と言ってもいいのですが、ややくどい言い回しです。
実は、「虹色」はarc-en-cielを形容詞として使うことで表現できます。スペルは名詞の性別によって変化しません。
例えば、「虹色の薔薇(レインボーローズ)」はrose arc-en-ciel(ローズ アルコンスィエル)と言うことができ、「虹色のケーキ(レインボーケーキ)」はgâteau arc-en-ciel(ガトー アルコンスィエル)と言うことができます。arc-en-cielを名詞のあとにくっつけるだけなので簡単ですね。
「虹」に関するものは全てarc-en-cielで表現できる
「虹」も「虹色」も、arc-en-cielという単語1つで表現できることがわかりましたね。単語を使う際はハイフン(フランス語ではtrait d’union)を忘れないように!
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