「自由」はフランス語でliberté(リベルテ)と言います。
自由に関するフランス語の単語や表現もあわせて見ていきましょう!
「自由」はフランス語でliberté(リベルテ)
liberté(リベルテ)はフランス語で「自由」を意味する女性名詞です。
定冠詞la(ラ)を伴い、la liberté(ラ リベルテ)というかたちで使います。「自由」は概念であり数えるものではないので、複数形は基本ありません。
フランス国旗のトリコロール(青・白・赤)は「自由・平等・博愛」を意味していますが、これをフランス語で言うと、
Liberté, Égalité, Fraternité (リベルテ エガリテ フラテルニテ)
となります。liberté(リベルテ)が使われていることがわかりますね。
また、「自由な」を意味する形容詞はlibre(リーブル)を使います。「暇な」「手が空いている」という意味にもなりますね。
「自由になる」ことを表すには、
se libérer(ス リベレ)
se délivrer(ス デリヴレ)
se dégager(ス デガジェ)
という動詞を用いることができます。
すべて「解放される」「自由になる」を意味し、解放される対象をde(ドゥ)を使って表します。例えば、Je me suis libéré d’une montagne de travails.(ジュ ム スュイ リベレ ドュンヌ モンターニュ ドゥ トラバイユ)は「私は山のような仕事から解放され自由になった」という意味になります。
自由に関するさまざまなフランス語の単語や表現
それでは、自由に関するフランス語の単語や表現をいくつか見ていきましょう。
自由の女神
英語ではStatue of Libertyですが、フランス語で「自由の女神」は、
Statue de la Liberté(スタチュ ドゥ ラ リベルテ)
と言います。
ちなみに、パリにもニューヨークのものより小さな自由の女神があるそうです。
自由な・自由気ままな・自由人
「自由な」はフランス語で、
libre(リーブル)
という形容詞を使って表現します。
また「自由気ままな」「自由人」のような勝手、奔放なニュアンスを表したい場合は、
bohème(ボエーム)
という単語を使います。この単語は名詞として「自由奔放な人」という意味でも使えますし、un homme bohème(アノム ボエーム)のように形容詞として使うこともできます。
また、
bobo(ボボ)
という男性名詞は「ある程度金銭的余裕があり、自由気ままに生活を送る人」という意味の単語です。
この単語は略語で、元の意味はBOourgeois BOhème(ブルジョワ ボエーム)、つまり中産階級で自由気ままな人のことですね。
フランスは自由を愛する国
フランス国旗の意味にもあるように、フランスはliberté(自由)であることを大切にする国です。フランスではマニフェスタシオン(デモやストライキ)が日常のように起こりますが、これにも自由を主張したものがしばしばありますね。
「自由」について、フランス人と議論するときが来るかもしれませんね!