「友達」や「仲間」はフランス語で?ami(アミ)の意味とは

笑いあう友達

「友達」はフランス語でami(アミ)、「仲間」はフランス語でcamarade(キャマラッド)と言います。

ami(アミ)は使い方によっては「彼氏」や「彼女」も意味する単語です。正しい使い方や使い分けについてもあわせて見ていきましょう。

「友達」はフランス語でami(アミ)

ami(アミ)はフランス語で「友達」を意味する名詞です。

男性ならami(アミ)、女性ならamie(アミ)とスペルが性別によって変化します。発音は変わりません。

男性の友達1人ならun ami(アナミ)、女性の友達が1人ならune amie(ユナミ)、男女が混じった複数の友達ならdes amis(デザミ)、女性複数ならdes amies(デザミ)とそれぞれ言うことができます。

親友

「親友」はフランス語で、

男性の親友なら meilleur ami(メイユーラミ)

女性の親友なら meilleure amie(メイユーラミ)

と言います。

meilleur、およびmeilleureは「最高の」を表す形容詞です。

また、男性であればbon ami(ボナミ)、女性であればbonne amie(ボンナミ)という言い方もできます。直訳すると「良い友達」ですが、特に仲の良い友達を表します。

幼馴染

「幼馴染」はフランス語で、

男性なら ami d’enfance(アミ ドンフォンス)

女性なら amie d’enfance(アミ ドンフォンス)

と言います。

enfance(オンフォンス)は「幼少期」を意味します。

「仲間」はフランス語でcamarade(キャマラッド)

談笑している仲間たちcamarade(キャマラッド)はフランス語で「仲間」を意味する名詞です。

指し示す「仲間」が男性でも女性でも、性別に関係なくスペルは変化しません。camarades(キャマラッド)のように複数形にすれば「仲間たち」になりますね。

また、

男性なら copain(コパン)

女性なら copine(コピーヌ)

という単語も同じく「仲間」を表すよりカジュアルな言い方です。copainとcopineは「友達」という意味にもなります。

男性ならun copain(アン コパン)、女性ならune copine(ユンヌ コピーヌ)となりますね。

さらにくだけた言い方で、pote(ポット)も「仲間」「友達」を意味します。こちらのpote(ポット)は若者言葉のようなイメージですね。

クラスメイト

「クラスメイト」はフランス語で、

男女どちらでも camarade de classe(キャマラッド ドゥ クラス)

男性の場合 copain de classe(コパン ドゥ クラス)

女性の場合 copine de classe(コピーヌ ドゥ クラス)

と言います。

ルームメイト

「ルームメイト」はフランス語で、

colocataire(コロカテール)

と言います。「ルームシェア」はcolocation(コロカスィヨン)です。

ちなみに、このどちらの単語もcoloc(コロック)と省略されて使われることもあります。

amiやcopainの使い方に関する注意点

愛し合うカップルと夕陽amiやcopain、copineは「友達」「仲間」という意味ですが、使い方や文脈によっては「彼氏」や「彼女」といった別の特別な意味を持つことがあります。

間違えて伝わってしまわないよう、それぞれの例と正しい使い方を理解しましょう。

「彼氏」「彼女」を意味する場合

異性を指してamiやcopainを使う場合(あなたが女性なら男性を指す場合)、mon(モン)やmes(メ)といった「私の」を意味する単語をつけると「彼氏」や「彼女」という意味に変化します。

例えば、

C’est un ami.(セタナミ)

は「彼は私の友達(男性)です」と友人を紹介する際などに使います。

一方で、

C’est mon ami.(セ モナミ)

は「彼は私の彼氏です」という意味になります。

また、例えばあなたが女性の場合、

Je vais aller au cinéma avec mon copain.(ジュ ヴェザレ オ スィネマ アヴェック モン コパン)

と言うと「彼氏と映画を見に行くの」という意味になります。

また、petit ami(プチタミ)やpetite amie(プチッタミ)のように、petitまたはpetiteをつけるとこれも「彼氏」「彼女」という意味になります。「小さい友達」ではありません。

J’ai vu qu’il sortait avec sa petite amie.(ジェ ヴュ キル ソルテ アヴェック サ プチッタミ)

は「彼が彼女とデートしているのを見かけたんだ」という意味ですね。

不本意なニュアンスを避けるためには?

amiやcopain、copineは状況と表現に応じて意味が変化することから、「純粋なただの友達」ということを強調して伝えるやや回りくどい表現も存在します。

1つは、

C’est un ami à moi.(セタナミ ア モア)

という言い方です。

à moi(ア モア)は「私の」という意味であり、このamiが「私の友達」であることを表しています。「私の友達」と言いたくてもmon ami(モナミ)と言ってしまうと「彼氏」になってしまうゆえの表現ですね。

またもう1つは、

C’est un de mes amis.(セタン ドゥ メザミ)

という言い方です。

直訳すると「私の友達のうちの1人です」という意味です。「彼氏」「彼女」は一般的に1人なので、mes amis(メザミ)がここでは純粋な「私の友達全員」を表します。そのうちの1人なので「純粋なただの友達」ということですね。

フランス語の「友達」に関する表現には気をつけて

フランス語で「友達」を意味するami(アミ)やcopain(コパン)は使い方を間違えると違うニュアンスで相手に伝わってしまう難しい単語です。

特別な意味を持たせるのでなければ、基本的にmonやma、mesといった「私の」を意味する単語を使わないようにするのがよいでしょう。