「月」はフランス語でlune(リュンヌ)と言います。
クロワッサンの由来はフランス語の「三日月」ということを知っていますか?月に関する単語や表現についてもあわせて紹介します!
もくじ
「月」はフランス語でlune(リュンヌ)
lune(リュンヌ)はフランス語で「月」を意味する女性名詞です。
一般的に「月」を表現したいときは、la lune(ラ リュンヌ)と定冠詞la(ラ)を頭につけて使います。天体の月は1つしかないので複数形はありません。
月の満ち欠けに関するフランス語
「月の満ち欠けとその周期」のことをフランス語で、
phase lunaire(ファーズ リュネール)
または、
phase de la lune(ファーズ ドゥ ラ リュンヌ)
と言います。
lunaire(リュネール)は「月に関する」という意味の形容詞です。特に満ち欠けの周期を指して、calendrier lunaire(キャロンドリエ リュネール)と言ったりもします。
三日月や半月、満月などはそれぞれ以下のようにフランス語で表します。
月の名称 | フランス語 | 読み方 |
---|---|---|
新月 | la nouvelle lune | ラ ヌヴェル リュンヌ |
三日月 | le premier croissant | ル プルミエ クロワッソン |
上弦の月 | le premier quartier | ル プルミエ キャルティエ |
10日〜14日目の月 | la lune gibbeuse croissante | ラ リュンヌ ジブーズ クロワッソント |
満月 | la pleine lune | ラ プレーヌ リュンヌ |
16日目〜20日目の月 | la lune gibbeuse décroissante | ラ リュンヌ ジブーズ デクロワッソント |
下弦の月 | le dernier quartier | ル デルニエ キャルティエ |
有明の月 | le dernier croissant | ル デルニエ クロワッソン |
こうして見ると、日本語がいかに多様な月の表現を持っているかがわかりますね。
le premier(ル プルミエ)は「前者」「前半」、le dernier(ル デルニエ)は「後者」「後半」を指します。満月が基準です。
gibbeuse(ジブーズ)は「こぶの形をした」「隆起した」という意味です。月が満ちていく様子をフランス人はこぶが膨らんでいくことに例えるんですね。フランス語で「こぶ」を女性名詞でbosse(ボス)と言いますが、「こぶのある」という意味の形容詞bossu(ボッスュ)、女性形はbossue(ボッスュ)を使っても同じ月を表現することができます。
クロワッサンの由来は?
クロワッサン、美味しいですよね。名前がフランス語であることは知っていましたか?
クロワッサンの名前の由来は、フランス語で「三日月」を意味する男性名詞croissant(クロワッソン)です。確かに三日月のような見た目をしていますよね。
発音はカタカナで表記するならば「クロワッソン」や「クオワッソン」に近いでしょう。
月に関するさまざまなフランス語の表現
最後に、天体の月に関するフランス語の単語や表現をいくつか見ていきましょう。
美しい月
「美しい月」をフランス語で言うならば、
la belle lune(ラ ベル リュンヌ)
と言います。belle(ベル)は「美しい」という意味の形容詞ですが、名詞の前に置くのが注意する点です。
真昼の月
「真昼の月」をフランス語で、
la lune en plein midi(ラ リュンノン プラン ミディ)
または、
la lune en plein jour(ラ リュンノン プラン ジュール)
と言います。plein(プラン)は「〜中ずっと」という意味ですね。
ハネムーン
「ハネムーン」は英語でhoneymoonと書きますよね。フランス語では、
lune de miel(リュンヌ ドゥ ミエル)
と言います。
直訳すると「はちみつの月」で、英語と同じ発想ですね。日本語でもハネムーンのことを「蜜月旅行」と言ったりするのはこのためです。
月についてフランス語で語れるようになろう
月の満ち欠けや様子について、フランス語で語れるようになるとロマンチックな話もできるようになるのではないでしょうか。
croissant(クロワッソン)はパンの国フランスで必ず一度は使う単語なので、ぜひ覚えてくださいね!