「猫」はフランス語で何と言う?chatの読み方と意味

寝転がる猫

「猫」はフランス語でchat(シャ)と言います。

猫に関する他のフランス語や、フランスで人気の猫の名前もご紹介していきます。

「猫」はフランス語でchat(シャ)

chat(シャ)はフランス語で「猫」を指します。

un chat(アン シャ)というとオスの猫のことを指し、une chatte(ユンヌ シャット)というとメスの猫のことを指します。英語ではcatと言いますが、たった1文字違うだけでスペル上はとても似ていますね。

複数形は猫が全てメスであることがわかる場合のみchattes(シャット)を使い、その他の場合はすべてchats(シャ)になります。

「猫」に関するさまざまなフランス語

外を眺める猫それでは、猫に関するさまざまなフランス語を見ていきましょう!

黒猫・白猫・灰色の猫

猫によって毛並みの色はさまざまですよね。猫の色を表現したいとき、それぞれ「黒猫」「白猫」「灰色の猫」はどう言うのでしょうか?

黒猫は、

オスなら chat noir(シャ ノワール)
メスなら chatte noire(シャット ノワール)

となります。また白猫は、

オスなら chat blanc(シャ ブロン)
メスなら chatte blanche(シャット ブロンシュ)

となります。メスの場合はblanc(白)のかたちが特に変化するところに注意です。

灰色の猫は、

オスなら chat gris(シャ グリ)
メスなら chatte grise(シャット グリーズ)

となります。

猫の色を表したい場合は、その色をchat(猫)のあとに続ければよいということですね。

ラング・ド・シャ(猫の舌)

Langue-de-Chat(ラング・ド・シャ)というお菓子はご存知でしょう。フランスのクッキーですね。

このラング・ド・シャ、直訳すると「猫の舌」という意味で、そのクッキーの特徴的な形が猫の舌に似ていることからこの名が付けられたそうです。

猫の舌に見えるかと言われると微妙なところですが、このような名前にもフランス語独特の感性が伺えますね。

猫の鳴き声の表し方

日本とそれ以外の国では、動物の鳴き声の表し方(オノマトペ)は全然違いますよね。フランス語も例外ではありません。

フランス語では猫の鳴き声を、

Miaou ! Miaou !(ミャウ ミャウ)

と表現します。またこの鳴き声に由来し、猫の鳴き声、猫が鳴くことを、

miaulement(ミヨルモン)

と言ったりもするんですね。日本語の「ニャー」よりも、よりリアルな印象ではないでしょうか。

猫のしっぽ

「猫のしっぽ」はフランス語で、

queue de chat(クー ドゥ シャ)

と言います。

フランスで人気の猫の名前は?

ブランケットに包まれる猫フランスでも猫をペットとして飼う人気は高く、日本のようにさまざまな名前が付けられます。

フランス語のサイトを見てみると、NOM DE CHAT(猫の名前)という猫の名前候補一覧のサイトがあるほどフランス人は猫の名前に関心があるようです。一般的にはどのような名前がポピュラーなのでしょうか?

動物に関する情報を扱うフランス語のメディアWamizによると、オス猫とメス猫の名前人気ランキングは以下のようです。

オスの名前人気ランキング Top5

1.Tigrou(ティグル)

2.Caramel(キャラメル)

3.Felix(フェリクス)

4.Simba(サンバ)

5.Gribouille(グリブイユ)

メスの名前人気ランキング Top5

1.Minette(ミネット)

2.Chipie(シピ)

3.Câline(キャリーヌ)

4.Nala(ナラ)

5.Mimi(ミミ)

メスのほうが比較的かわいい響きの名前が多いのではないでしょうか?

オスの名前は、Tigrou(「トラ」を意味するtigreに由来)であったり、Gribouille(「まぬけ」「落書き」を意味するgribouilleに由来)であったりとさまざまですね。

chat(シャ)の意味は「猫」、覚えましたか?

chat(シャ)または、chatte(シャット)の意味は「猫」です。猫に関する単語もあわせて、もう覚えたでしょうか?

日本で使われている言葉の中にも、ラング・ド・シャなどchat(シャ)が潜んでいることがわかりましたね。Miaou !