ange(アンジュ)はフランス語で「天使」?その意味と天使に関するフランス語の表現

銀色の羽を持つ天使

「天使」をフランス語でange(アンジュ)と言います。

ange(アンジュ)の正しい使い方と、天使に関するさまざまなフランス語の単語や表現も紹介します!

「天使」はフランス語でange(アンジュ)

ange(アンジュ)はフランス語で「天使」を意味する男性名詞です。

カタカナでは「アンジュ」と書くことが多いですが、フランス語の発音に近いのは「オンジュ」となります。

「ある天使」なら不定冠詞un(アン)を使ってun ange(アノンジュ)、「特定の天使」なら定冠詞le(ル)を用いてl’ange(ロンジュ)となりますね。例えば、「大天使ガブリエル」は唯一で特定できるので、l’ange Gabriel(ロンジュ ギャブリエル)と言います。

天使に関するさまざまなフランス語

天使の羽を身に付けた女性それでは、天使に関するさまざまなフランス語の単語や表現を見ていきましょう。

天使の羽

「天使の羽」はフランス語で、

ailes d’ange(エール ドンジュ)

と言います。aile(エール)は「羽」という意味ですが、基本複数形になります。羽が1枚しかないことはあまりないですよね。

Un ange passe.

Un ange passe.(アノンジュ パッス)はフランス語で、「天使が通る」「天使が通っている」という意味ですがこれはイディオムで、「会話において沈黙の状態が続いている」という意味を表します。

議論において誰もが思い悩んでしまい発言に詰まっている、なんてときに、気を使って緊張を解くために使ったりする表現です。

mon ange

mon ange(モノンジュ)は直訳すると「私の天使」という意味ですが、これは相手を呼ぶときの愛称として使います。

「あなた」「おまえ」と言う訳になりますね。

天使の笑顔

「天使の笑顔」はフランス語で、

sourire d’ange(スリール ドンジュ)

と言います。sourire(スリール)は「微笑み」という意味の男性名詞です。

小さな天使

「小さな天使」はフランス語で、

petit ange(プチトンジュ)

と言います。また、angelot(オンジュロ)という男性名詞も同じく「小さな天使」という意味の単語です。

堕天使

「堕天使」はフランス語で、

ange déchu(オンジュ デシュ)

と言います。

déchu(デシュ)は形容詞ですが、 「落ちぶれる」という意味の動詞déchoir(デショワール)が元の単語です。

「天使」はフランス語でアンジュ(ange)

「天使」はフランス語でange(アンジュ)です。日本では「アンジェ」というカタカナ表記も見かけますが、これは「天使」という意味ではありません。

「アンジェ」はフランス語のスペルにするとAngers(オンジェ)となり、これはアンジェというフランスの地域の名前です。

お店などの名前の由来として使う際は、間違えないように気をつけましょう!